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はじめまして

  ゆるりへ ようこそ

ゆるりは、女性鍼灸師のひとり鍼灸治療院です。

 

  私は高校を卒業したころは、まさか自分が治療を仕事にすることになるとは、すこしも思っていませんでした。

 

 高校卒業して音響の専門学校に入学しました。でも、何か物足りず、夏休みの課題で小さい音響会社に実習に行かせてもらった時、「これからは女性もを雇っていきたい。」という社長の言葉を天の声と思い(笑)、わずか3カ月で専門学校をやめてしまいました。

 

 音響会社では色んな社会経験がつめましたが、「何かが違う・・・。」という感じはぬぐえず、やはり1年ほどでやめてしまいました。

 

 さて、この後はいわゆる『自分探し』が始まります。フリーターとして職を転々としました。カプセルホテルの清掃、ダスキンの営業、パチンコ屋さんのカウンター・ホールetc・・・と。でも、希望に満ちた自分は見つからず、自由気ままな、でも不安な日々が続きました。数年後、とにかく正社員にならなきゃ、ということでみつけた葬祭業の仕事。やっと約3年半、勤めることができました。職を転々とする、という状況からは抜け出すことができました。でも・・・

 

 やはり『自分探し』が終わった感じがしない。そこで、思い切って葬祭業もやめ、少し関心を持ち始めていたマッサージ業界に進みました。サロン併設のスクールに通い、そのままそこのサロンで働きました。

 

 この時、クラニアル(頭蓋骨矯正)を整顔として習い、本来は治療の手技であることから、治療へも関心が流れて行きました。

 

 それと同時に、私を指名してくれるお客さんに、たまたま婦人科系の病気の為に鍼灸治療を受けている方たちがいて、お話を聞くうちに、自分も治療がしたい!と明確に思うようになりました。

 

 そして、フリーターの時に貯めたお金が役に立ちました(笑)!鍼灸専門学校に入学したのです。久しぶりの勉強は少し大変でしたが、興味があることなので、思った以上に楽しく勉強できました。そして、恩師にもここで出会います。

 

 週に1回だけ病理学を教えに来ていた先生でしたが、たまに自身の治療経験も話してくれ、それに興味を持ちました。実際治療をしてもらいに行き、軽い刺激で起こす変化にびっくりしました。そのまま治療を教えてもらえるように頼み、その後数年、『ツボを探せる手』を作りました。この恩師が、鍼を刺入せずに皮膚にあてるだけで治療をしていたため、私もそのスタイルになりました。

 

 ツボを的確にとらえられれば、鍼を刺さなくて済む、いまでは当たり前のことになりましたが、『気』はイマイチわからなくても、「気ってあるんだな」、『経絡』とか『ツボ』とかって「目には見えなくても、本当にあるんだな」、と実感させてくれました。軽い興奮を覚えました!何も成しえなかった自分が、鍼とお灸で治療できている!・・・もちろん、思うように効果が出せないこともあり、試行錯誤、不安と歓喜の連続でしたが。

 

 そんな中、恩師のもとで治療中の30代の患者さんが妊娠しました。この方は不妊で来ていたわけではなかったのですが、とにかくたくさん症状があったので、ひとつひとつクリアにしていきました。そんな中での妊娠で、私も普通に喜んだのですが、患者さんは「これって奇跡的な妊娠なのよ!」と教えてくれたのです。

 

 もともとこの方は、生理が止まらない、というのが訴えだったのですが(それはすぐに良くなりました。)、鍼灸治療にくる前に婦人科に長く通われていて、そこで分かっていたのが、≪1年に1回しか排卵していない≫ということ。患者さんも結婚願望や妊娠の希望が最初なかったようで、私にそのことを話していませんでした。そして、治療途中で相手の方と知り合い、結婚を意識し始めたときにまさかの妊娠、だったようです。

 

 私はキョトンとしてしまいました。嬉しいのですが、そんなつもりで治療していません。恩師は当たり前のように、「カラダ全体を診る治療をしていたんだから、免疫力も上がるし、自然と赤ちゃんができるカラダになったのも当然」、と言いました。妊娠の不思議を感じました。

 

 自分がヒドイ生理痛(薬を飲まないと気を失うことも)だったのを、鍼灸の学生だったころにお灸で治したこともあり、ますます産婦人科系の治療に興味がわきましたが、いろんな症状・病気を経験した方が鍼灸師として成長できると思い、来るもの拒まずで体当たりで今までやってきました。

 

 そして、自分が不妊の番になり(笑)、真剣にまた婦人科系の治療を考えるようになりました。とにかく産婦人科に行き、異常がないかと排卵の時期を確認しました。途中、「排卵していないかも。」とか、「更年期障害じゃないか?」なんて言われながらも、結局特に異常は見つからなかったので、「カラダ全体を元気にするぞ!」と、日ごろは自分で治療し、たまに友達に治療してもらいながら、本気で妊娠を考えてから10か月後、35歳でとうとう妊娠することができました!

 

 妊娠中も、助産師の菅谷さんになんでもわからないことは聞いて、特にトラブルもなく(9か月目にむくみは出ましたが)、めでたく念願だった自宅での自然分娩が叶いました!36歳で立派に安産できましたよ♪

 

 なんだかよくわからない『自分探し』に明け暮れていた自分が、いまこうやって治療家でいることがビックリです。

 

 ゆるりも10年が過ぎ、より東洋哲学・体を俯瞰して見られるようになり、気軽に自分を大切にすることが大切だとわかってきました。だから、まだゆるりの鍼灸治療に出会っていない、不妊や妊娠中・産後のケアに困っている方に、こんなんでいいの?って拍子抜けしてほしいと思っています(笑´∀`))

 

 出産はママのスタートでもあり、赤ちゃんの【生】のスタートでもあります。待ったなしです。泣きたいこともあります。嬉しいことも楽しいこともあります。その過程も東洋哲学(と少しスピリチュアル)の見地から、ゆる~りとサポートしたいと思います。不妊の方も、妊娠中の方も、ママも(パパも)、赤ちゃんも、ゆるりにいらっしゃい!!

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